プロジェクトストーリー
#2

営業やグラフィック、
Webの垣根を超え、
ブランドの魅力を届けていく

ヒルブラシ(hillbrush)ECサイト

企画営業部 Tさん 営業

企画営業部

Tさん

営業

第一制作室 Mさん クリエイティブディレクター/アートディレクター

第一制作室

Mさん

クリエイティブディレクター/アートディレクター

第一制作室 Kさん グラフィックデザイナー

第一制作室

Kさん

グラフィックデザイナー

第三制作室 Hさん テクニカルディレクター

第三制作室

Hさん

テクニカルディレクター

ヒルブラシ ブランディング・ECサイト制作の舞台裏

スパイスでは年々グラフィックやWeb、動画など、複数のクリエイティブにまたがる案件の受注が増えています。とくにブランディング関係のお仕事では、ブランドの価値を再定義し、それぞれのクリエイティブに反映していくため、各セクションの連携や認識の統一が非常に大切です。
今回取り上げるヒルブラシのブランディング・ECサイトは、そんなスパイスのチームワークが充分に活かされた一例。わたしたち日本人にあまり馴染みのない「ブラシ」の魅力をどのように定義し、表現していったのか。実際に制作に関わった4人に話を聞きました。

英国ブランドの魅力を、どのように日本人に届けるか?

ヒルブラシのサイト制作は、どのような経緯で受注したのでしょうか。

企画営業部 Tさん 営業
Tさん

紀文ビジネスクリエイト(案件受注時は豊珠興産)様という、スパイスとは10年ほど取り引きさせていただいているクライアントからの依頼でした。紀文グループ様の広告・販促物の制作等を取り扱う他、食品工場に衛生資材を供給する業態の部署があり、そこでtoB向け商材としてヒルブラシを取り扱っていたのですが、先方の中で一般のお客様にも販売したいという話になり、スパイスに相談がありました。

かなり大掛かりなプロジェクトだったと伺っていますが、チームビルディングはどのように行ったのですか。

企画営業部 Tさん 営業
Tさん

ヒルブラシはイギリス発祥の100年以上続くブランドで、取り扱い商品の一部はロイヤルワラントと呼ばれる「王室御用達」の称号を持っています。一方で日本での知名度は決して高くなかったため、ただECサイトを作るだけでなく、日本国内向けのブランディングを行う必要があると考えました。そうなると、以前からブランディング関係で一緒に仕事をしていたMさんは必須だなと。あとは当社のマーケティングプランナーの力も必要だと思い、その2人を中心にチームをつくっていきました。

第一制作室 Mさん クリエイティブディレクター/アートディレクター
Mさん

最初に話を伺ったときは、難しそうな案件だと思いました。日本人が掃除をするときに、ブラシを使う機会ってあまりないじゃないですか。それをどうやって販売まで結びつけていくかが、まず解決するべき課題かなと。

英国ブランドの魅力を、どのように日本人に届けるか?

掃除道具から、暮らしを豊かにする道具という認識へ

今、課題というお話があがりましたが、その課題を解決する上でのアイデアやコンセプトは、どのように考えていったのでしょうか。

第一制作室 Mさん クリエイティブディレクター/アートディレクター
Mさん

まずは商品と消費者との接点や、日本市場でのポジションを見つけるところからですね。

企画営業部 Tさん 営業
Tさん

「誰が・どんな用途で使うのか」や商品単価まで含めて、マーケティングプランナーやお客様と一緒に、ペルソナからカスタマージャーニーに落とし込んでいきました。

第一制作室 Mさん クリエイティブディレクター/アートディレクター
Mさん

「身の回りのものにこだわりがあって、高くても良いものを使いたい」というペルソナでしたよね。そういった人たちに対して、どういったコンセプトでアプローチしようかと考えて、最終的には「暮らしを、磨こう。」というメッセージに落ち着きました。

掃除道具から、暮らしを豊かにする道具という認識へ

「暮らし」という言葉が、キーワードになったように見受けられますね。

第一制作室 Mさん クリエイティブディレクター/アートディレクター
Mさん

はい。単に質の良いブラシできれいに掃除できるだけでなく、ヒルブラシを使って掃除をする行為そのものが、暮らしの中の豊かな時間になる、というコンセプトで進めていこうと決めました。

そのコンセプトを受けて、KさんやHさんはどのように動かれたのですか。

第一制作室 Kさん グラフィックデザイナー
Kさん

ビジュアルを制作する際には、ブラシという商品が使う人にとってどんな存在なのかを考え、最終的に「暮らしに溶け込んでいる様子」、「機能性メイン」、「使う人の手と一緒に見せる」の3方向を提案しました。

第三制作室 Hさん テクニカルディレクター
Hさん

わたしはグラフィックからWebへとつながってきたものを、いかに希望通り実装していくかという点に気をつけました。一連の流れを実装して、UIやUXで改善が必要だと感じた箇所はデザイナーに戻したり……あと、ECサイトの決済システムは先方からの指定でしたので、当社で制作可能な範囲でどのようにユーザーベネフィットを高めるかという点は、とくに意識して取り組みました。

企画営業部 Tさん 営業
Tさん

今回はブランディングサイトとECサイトを兼ねていますからね。どうバランスを取っていくかは、クライアントとも何度も議論していきました。

第一制作室 Mさん クリエイティブディレクター/アートディレクター
Mさん

そうですね。先方のご担当者様が非常に商品への愛情が強く、熱い方で。それこそ膝を突き合わせての議論を求められていたので、わたしたちとしてもそこに全力でぶつかっていきました。

掃除道具から、暮らしを豊かにする道具という認識へ